「本の内容」
本書は年収1000万円を超えていても、いつも不満や不安を感じたままの人生を送る人を「お金の奴隷」とし、年収300万円でも確実にお金持ちになっていく人を「お金の主人」としています。
両者を分ける「お金に対する考え方」について、そして2つの『お金持ちになる法則』について書かれています。
「本に関する情報」
amazon商品説明より
お金の知識がなければ、年収1000万円でも貧乏人になる……。
「お金の使い方・生かし方」「お金持ちの法則」「投資力」を身につけ、投資で安定的な収入を得ることで自立した人生を形成するための方法を説く一冊。
「著者の紹介」
著者 伊藤邦生
ゴールドスワンキャピタル株式会社代表。1976年生まれ。兵庫県神戸市出身。
京都大学大学院理学研究科修了後、野村証券に11年間勤務。
日本国債、ジャンク債、外債、債券デリバティブなどの債券トレーディング業務を担当する。その後、独立。
サラリーマンに不動産投資で安定収入を得る方法を指南。すでに多数の成功者を輩出。自身も地方で収益物件を3年間に5棟、6億円分購入し、不動産から月200万円の収入が得られるようになる。
2011年不動産投資サービス会社・ゴールドスワンキャピタル株式会社を設立。
「本書の結論」
時間のないお金持ちの主要な川は「給料の川」で、時間のあるお金持ちの主要な川は「不労所得の川」、つまり「ゴールドリバー」
長時間働くことでしか「川」の水量を増やす事ができない前者ではなく、自分の投資やビジネスで累積的に増えていく「不労所得の川」を拡大することが大事。
もし時間のたっぷりあるお金持ちになりたければ、出世や残業でお金を稼ぐよりも「ゴールドリバー」をつくることに意識を集中した方が良い。
「目次」
1章.いつまでも豊かになれないサラリーマン、ますます豊かになる資産家
2章.労働者のお金の流れ、資産家のお金の流れ
3章.貧乏人のお金の減らし方、お金持ちのお金の増やし方
4章.働きアリで終わる人、ゴールドスワンとして羽ばたく人
5章.落とし穴にハマる貧乏人、確実に儲けるお金持ち
6章.お金持ちと貧乏人を分ける5つの資格
「本書のポイント」
この本のポイントは1章と2章でサラリーマンと資本家の違いを書いています。
なぜサラリーマンは豊かになれないのか、資産家とサラリーマンのお金の流れを川に例えています。
3章、4章で「投資力」について触れ、ステップアップ形式で「お金の主人」になる方法を例を使って分かり易く書かれています。
5章でお金を失わないための心構え
6章でお金持ちになるの必要な資質を書いておられます。
「まとめ」
この本は現代版「バビロンの大富豪」とロバートキヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」の合わせたような内容です。
「バビロンの大富豪」が私にとって衝撃的な本だったので、この本の内容もスムースに頭に入り印象的な本になりました。
またこの本は不動産投資について結構なページを割いていますが、決して不動産投資を進める本ではありません。
投資についての心構えや「分散投資は投資ではない」などの投資哲学的な内容です。
具体的な投資手法は書かれていないので、いつでも見直して読むべき本です。
私も投資で損失をだした時に再度読み直しました。
今まで投資をしたことが無い方、投資で失敗しどうすべきか悩んでいる方に是非読んで欲しい一冊です。