日経平均株価が3営業日連続で下落しました。
2月上旬は2万3800円を超えていましたが本日終値は前日比179円安の2万2426円でした。
高値から1400円以上下落しています。
チャートを見ていると、結構下がってきたからここら辺が買い時かと思ってしまいそうですね。
今日は株式相場の異なる有名な格言を4つ紹介します。
(1) 落ちてくるナイフはつかむな
急落時の投資は落ちてくるナイフをつかむようなもので、どんなに魅力的な銘柄でもナイフが床に落ちてから、つまり底を打ったのを確認してから投資すべきという相場格言。
現在はまさに落ちるナイフです。この格言を信じれば今は見送りですね。
(2) 人の行く裏に道あり花の山
株式市場で利益を得るためには、他人とは逆の行動をとらなくてはならないという格言。
逆張りの考え方ですね。
誰もが下落すると思っているときに買いにいける者が成功すると説いてます。
ならばコロナウイルスで悲観的になっている現状は絶好の買い場かも知れません。
(3) もうはまだなり まだはもうなり
まさに、「もう」は「まだ」であり、「まだ」は「もう」なのです。決めつけてしまうことなく柔軟に相場と向き合いましょうという意味の格言。
これは株式でもFXでもトレードしたことがある人は一回は「そのとおり!」とうなずく名言ではないでしょうか。
「もう」ここまで下がったから、ここが底で反発するだろう。
ここから「まだまだ」下がるぞ。(上がるぞ)
と、思って売買したのに、どんどん相場が反対に進むことです。
現在日経平均は下がっていますが、「もう」だいぶ下がったと思ったので買ったら「まだ」だったみたいな・・・
(4) 押目待ちの押目なし
押し目とは上昇局面にある相場や株価の一時的な下落を狙って買いを入れることですが、この押し目の機会を待つものの、強い地合いが続いて押し目のチャンスがないことや、結果として高値つかみしてしまうことの格言。
これも良くありますね。
ちょっと高値だから少し安くなるのを待っていたら、どんどん上がって結局買えなかったり、押し目だと思って買ったらそこからもどんどん下がっていった、なんてことは良くあります。
結局は格言はどっちつかずの事をいっている
どの格言を信じるかで売買は変わってきます。
結局自分の判断でやるしかないですからね。
もうひとつ格言を紹介します。
『みんなが悲観している時に買える者が大金を手に出来る。
みんなが歓喜している時に売れる者も大金を手に出来る。
ただし、かなり勇気が必要。』
格言では無く筆者が一番しっくりきた言葉です。(すいません)
「人の行く裏に道あり花の山」に近い考えですが、
相場が盛り上がって株式投資の本が売れている時は相場が過熱しているので、絶好の売り時で、相場が暴落している時は安値で大量に購入できる絶好のチャンスです。
これは過去を見れば明らかですね。
バブル経済絶頂期は株に投資しないと損するような風潮だったそうです。
最近ではリーマンショックで暴落している時は結局投資しないで預金するのが一番だという風潮になっていました。
たしかにバブル経済時に売って、リーマンショック時に買えていれば大金持ちですよね。
だけど世の中の風潮に逆らうわけですから結構勇気がいると思いませんか?
だれもが「やばい」と思っている時に買える勇気が欲しいですね。
さぁ現状をどう見るか?
「もう」なのか「まだ」なのか?
みんな「やばい」と感じているのか?
ちなみ私は少し「もう」よりで見ています。ということは・・・。
(3月23日追記)
日経平均株価は16,500円近辺まで下落しました。
記事執筆時点では「まだ」でナイフを掴みに行くな!でした。
追記
あとこんな相場に適しているのがトラリピ設定とシステムトレードです。
反発局面で利益がとれたり、思い切って買いに行けたりします。
(ただし下値の設定等は超重要ですが)
良かったらトラリピとシステムトレードについて書いた記事も読んでみて下さい。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。