経済的自由への道blog

「収入」「支出」「資産運用」をテーマに経済的自由を目指しているブログです。

日経平均株価4営業日連続下落。騰落レシオはとうとう60%を切った。

株式投資を行ってる皆さん大丈夫ですか?

日経平均株価は節目の22,000円を割れましたね。

4営業日連続の下落で、この4営業日の終値ベースで1,500円以上下落しました。

昨日の記事で歓喜と悲鳴について書きましたが、これを表す指標として騰落レシオがあります。

騰落レシオという指標

騰落レシオとは値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の差を表す指標です。

これを何日間かの平均で算出したものを指標として使います。

一般的にには25日平均騰落レシオを使用します。

騰落レシオの計算式

25日騰落レシオの場合でしたら、

「25日間の値上がり銘柄数の合計÷25日間の値下がり数の合計×100」

となります。

ですが騰落レシオを自力で計算する必要は無いですよ。

検索すれば出てきますし、証券会社によってはチャートに表示も出来ます。

ここででた数字が100%で中立、120%以上で買われすぎ、70%以下で売られすぎと判断するのが一般的です。

つまり120%以上が歓喜の状態。

70%以下が悲鳴の状態となります。

昨日の日経平均株価25日平均騰落レシオは64.18%でした。

ですので昨日の記事で『すこし「もう」より』と書きました。

 

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ですが過去の騰落レシオから見ると120%、70%で判断するのは少し早いと感じていました。

 私はちょっと厳しめの130%、60%で判断するのが良いかなと思っています。

しかしこの2年騰落レシオが60%を割った日は有りませんでした。

それどころか70%を割ったのも1回3日間だけでした。

それが本日2020年2月27日の日経平均株価25日平均騰落レシオは

なんと59.36%!

2年間無かった60%割れが発生しました。

これで買いだと意気込むのはちょっと待ってください。

騰落レシオが機能しないとき

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25日平均騰落レシオも完璧な指標では有りません。

そもそも完璧な指標など無いですが。

(私はそれでも25日平均騰落レシオはかなり有効な指標だと思っていますが)

騰落レシオが『だまし』になる場合の相場状況は、かなり一方に相場が偏った場合に発生します。

最近で思い起こすのはアベノミクス相場の時です。

騰落レシオが130%を超えても、相場は一方的に上昇していきました。

株価の上昇と全く連動せず騰落レシオは下がっていきました。

そうです。騰落レシオはあくまで「値上がり・値下がり銘柄の数」を対象としているので、株価と連動しない場合が有るのです。

現状はどうなのか?

騰落レシオは十分に買いのシグナルを出しています。

しかし相場はコロナウイルスの経済影響を不安視して、どんどん株価が下落しています。

本日政府は公立小中学校を3月2日から休校にする事を発表しました。

そしてコンサートやプロ野球をはじめ様々なイベントが中止や無観客になっています。JRAも無観客でレースを行うと発表しました。

(個人的にお客さんのいない競馬って初めてなので少しどんな感じか興味がありますが)

イベントを職業にしている人達が居ます。観光業(旅館やお土産)を職業にしている人たちもたくさん居ます。

コロナウイルスが長期化すれば経済影響は甚大です。

騰落レシオが60を切ったからといって、株価は上昇するとは限りません。

では、まだ見送りか。

では有りません。

こういう時は「少額でも買ってみる」が良いと思います。

ですので裁量トレードの部類になってしまいますが、ちょっと買ってみます。

なお、投資はあくまで自己責任ですので。

 

コロナウイルスが収束することを願って『GOOD LUCK!』

 

 (3月23日追記)

その後株価は16,500近辺まで下落

騰落レシオは40.12まで下落しました。

今回は騰落レシオは機能しなかった相場です。

というか、想定を超える異常な相場です。