現在2020年現在、投資を行う時に主に選択肢になるのが株式投資と外国為替証拠金取引(FX)です。
投資を行う上で手数料は重要ファクターの一つです。
株式投資とFXで手数料はどちらが有利か比較してみました。
他には投資信託がありますが、投資信託の性格上、売買を繰り返すのでは無く長期運用が前提になり易いので比較対象からは外しています。
手数料を比較する理由
まず手数料はそれだけで投資パフォーマンスを悪化させます。
逆に手数料を下げればその分投資パフォーマンスを向上させると言えます。
例えば手数料に1%必要だとします。
100万円の手数料1%は1万円ですので損益分岐点は101万円になります。
1%の手数料が必要な商品で利益を出そうと思えば最低101%以上の運用利回りが必要になります。
言い換えれば買った瞬間に1%負けているのです。
これが手数料が不要なら損益分岐点は100万円のままです。
買った直後に違った売りたいと思った場合、同値撤退すれば損益は0円です。
これが1%手数料必要であれば1%上昇するまで待たなければなりません。
一回一回の手数料は微小なのかもしれませんが、積み重なると意外に大きくなります。
手数料を甘く見てると、「結局手数料分だけ負けている」なんてことなるかも知れません。
株式投資の手数料
証券会社によって手数料が異なりますので、
2020年3月時点オリコン顧客満足度1位のSBI証券で算出します。
SBIの取引手数料
各プランの1万円当り手数料
FXの手数料
FXはほとんどの会社が手数料無料ですが、
スプレッドが手数料のように差額になります。
2020年3月時点オリコン顧客満足度1位のヒロセ通商で算出します。
ヒロセ通商のスプレッド
※FXはレバレッジを掛けて取引可能なので
レバレッジ1倍と25倍で比較しています。
手数料比較
まとめ
上記順位で分かるように株式の「SBI証券アクティブプラン50万まで」です。
手数料がなんと無料です。
次にFXの「ヒロセ通商米ドル/円レバレッジ1倍」
「ヒロセ通商ユーロ/円レバレッジ1倍」と低レバレッジのメジャー通貨がきます。
4位の「SBI証券のスタンダードプラン3000万」がきますが、取引額が大きく初心者向けでは無いです。
FXは取引額に関わらず手数料は一定ですがレバレッジを掛けると手数料が上がります。
株は50万円までは無料でできますが、次は取引量が多い方が手数料の割合は下がります。
よって初めて投資を行うなら「SBI証券アクティブプラン50万まで」か「ヒロセ通商メジャー通貨低レバレッジ」がおすすめです。
なおFX会社が提供しているデモ取引はおすすめしません。
操作方法を覚えるために行うのは構いませんが、実際にお金を掛けて取引するのと、デモでは緊張感が全く違います。
少額でいいので実取引することをおすすめします。
(取引方法、取引対象数の比較記事はこちらです。)