株価下落中の反発が発生するとどうします。
そろそろ底値では?
そろそろ買って急反発に乗り遅れるな!
と意気込みそうですが一旦落ち着きましょう。
もしかして一時的な反発で再度下落に向かうかもしれません。
底値を確認してから、上昇を期待して買っても遅くないです。
また投資格言に「頭と尻尾はくれてやれ」という言葉があります。
底値と天井を見極める事など、どんな優秀な投資家でも無理なのですから、それにこだわりチャンスをみすみす逃すくらいなら多少底値より高く買って、多少天井より安く売ってもいいじゃないという、ある意味とても実用的な格言。
今日は底値を判断するにあたって確認する方法を4個紹介します。
株価の底値を確認する方法4選
1、移動平均線等のトレンド系テクニカル指標が上昇を示唆
テクニカル指標にはトレンド系とオシレータ系があります。
トレンド系は株価のトレンド(流れ)を表す指標です。
オシレータ系は株価の買われすぎ、売られすぎといった過熱感を表す指標です。
テクニカル指標は株価が上昇してからサインが出るので判断が遅くなりやすい欠点はありますが、少なくとも下落の最中に買うことは無くなります。
2、空売り比率が減り始めた。
空売りは信用制度なので決済期日が決められており、短期的な売買が行われやすいです。
空売り比率が高くなる時は投資家が短期的な下落を予想している時です。
その空売り比率が減り始めたということは、下落を予想していた人達が決済し始めた(上昇や底値圏を想定し始めた)ことを示します。
3、下落局面で増えたていた出来高が落ち着いた。
セリングクライマックスと呼ばれる売りのピークは出来高が増えます。
出来高が多いときは売買が活発なので一方的にどちらかに株価が変動し易いです。
出来高が少なくなることは、株式市場が落ち着き始めたことを表します。
4、株価が横這いになってしばらく経過した。
これは、そのままチャートで確認しての方法です。下向きの株価が横向きになったのなら株価は底値を既に付けたのかもしれません。
まとめ
底値を予想するには上記のような方法がありますが、絶対に言い当てられる手法はありません。いくつかのテクニカル指標を組み合わせてみることで、より高い確率で底値を見極めることができます。
もちろんこの4個だけが底値を推定する方法では無いですが、一つの基準にしても良いと思います。
底値は後になって「あの日が底値だった」と判断できるので、下落中に言い当てる事はできません。
特に暴落相場では、なかなか難しく暴落中の反発なのか、底を打ったのかを見極めることは困難です。
短期的な勝負なら「買い」でもいいと思いますが長期的な投資ならもう少し「様子見」しても遅くないと思います。
なお投資は自己責任でお願いします。