投資で負けて、再度勉強している弱小ブロガーです。
まずは長期的な投資から勉強してみようと思い、昔読んだ本をを再度読み直しています。
先日紹介した『年収1000万円の貧乏人、年収300万円のお金持ち』(著者:伊藤邦夫)から「日本株で儲けるのは至難の業 人口の減る国の株価は上がらない?」について触れていきます。
投資でお金を稼ぐことの本質
日本株は儲からない
著者は11年間証券会社に勤務されていましたが、
「一度も日本株に投資しようと思った事は無い」そうです。
その理由は
「日本株で儲けるのは至難の業」
難易度が高いので、よほど株式投資に自信のある人以外にはお薦めしないとのこと。
ではなぜお薦めしないのか?
それは「株価の上昇が期待できる会社が少ない」からです。
「株価」は「会社の価値」を表している
「会社の価値」は「会社の利益」に比例する
「日本の会社」は『日本は人口減少』するので利益が上がりにくい
上記理論で書かれています。
人口が増えれば株価が上がるという単純な真実
人口が増えれば株価が上がる理由は
「経済の法則」「バブル再来」(ハリー・S・デント・ジュニア著)
で詳しく説明されています。
本書で簡単に要約されていて
・一生の中で一番大きな買い物は2回目に購入する自宅
(米国では平均的に2回購入する)
↓
・人間が一番大きな消費するのは40代半ば
(2回目の自宅購入の平均年齢)
↓
・このタイミングは企業の売上が最大になる
↓
・利益も最大になるので、株価も最大になる
つまり
「株価の上下は40代半ばの人口の数に比例する」
というロジックです。
日本株で儲けるには「勝ち組」企業を選ぶしかない
また著者は「日本株全てが駄目では無い」と書いています。
ただ「勝ち組」と「負け組」も二極化するので「勝ち組」を予測するのが難しい。
したがって「日本株で儲けるのは至難の業」としておられます。
日本の人口推移と株価の推移
ここからは私が収集したデータを紹介していきます。
まずは日本の人口推移と株価(TOPIX)の推移です。
人口と比較するのは東証全体の時価総額を表すTOPIXにしています。
(参考:TOPIXとは)
TOPIX(東証株価指数)とは、東証市場第一部に上場する内国普通株式全銘柄を対象とする株価指数です。 昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものであり、日本経済の動向を示す代表的な経済指標として用いられるほか、ETFなどの金融商品のベンチマークとして利用されています。
経済成長や景気動向で上下はありますが、比較的人口と推移がリンクしています。
正確にいうと総人口ではなく生産人口で比較した方がより顕著に表れると思われます。
中国の経済成長も人口増加の裏付けで説明できそうです。
今後、日本は超高齢化社会そして人口減少が予想されます。
株価が長期的に上昇するのは、やはり難しいと思われます。
世界の人口予測
次に世界の人口予測です。出所は国連予測データです。
今後人口増加が予測される地域・国
・全世界
・新興国
・米国
・英国
・オーストラリア
・ブラジル
・インド
・インドネシア
・メキシコ
・南アフリカ
まとめ
人口推移でみると将来(2022~25年)インドが中国を抜いて世界2位になることが予想されていますが、現在日本からインドに投資するのはハードルが高いです。
長期投資で考えた場合、人口減少が避けられ無い日本株は上昇が期待できません。
現在投資可能な地域・国を考えた場合、
①全世界
②新興国
③米国
この3つが投資対象になりそうです。
なお今回は10年、20年以上の超長期投資で考えた場合です。
目先の株価上下に振り回されること無く長期投資できるのなら、上記3つの地域をお勧めします。