経済的自由への道blog

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【図解】ドル・コスト平均法の有効な使い方

長期投資を行う上で「時間の分散投資」で有名なドル・コスト平均法

投資を行っている方ならほとんどの方が知っているのでは無いでしょうか。

今日は「ドル・コスト平均法」の有効な使い方をご紹介させていただきます。

 

 

ドル・コスト平均法とは?

「時間(時期)の分散」

(ドル・コスト平均法)の例

毎月1万円ずつ、1年間の間、ある投資信託を購入し続ける場合を考えてみましょう。

 

購入する投資信託は、以下のグラフのような値動きをしたものとします。

 

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最初に投資信託を購入した1月時点の単価が1口10円だった場合、10,000円で1,000口購入できることになります。

 

他方で、最も値が下がって1口2円になった9月時点では、同じ1万円で5,000口購入できることになります。

 

1年間経った時点での投資総額は、1万円/月×12ヶ月ですので、120,000円、購入した投資信託の総口数は27,123口になっています。

 

○12月末時点の投資信託の価額:5円/口×27,123口(総投資口数)=135,615円

 

○12月末時点の投資総額:10,000円/月×12ヶ月=120,000円

 

○損益:135,615円-120,000円=15,615円(利益)

 

仮に12月の時点で投資を止めた場合、12月時点での1口当たりの価額は5円ですので、この時点で保有している投資信託の価額は、5円/口×27,123口で135,615円になり、投資総額の120,000円と比較すると、15,615円(135,615円-120,000円)の利益が出ていることが分かります。

 

上のグラフを見ると、最初に投資信託を購入し始めたときよりも、投資を止めたときの方が、1口当たりの価額は下がっていますが、計算してみると、結果的には利益が出ていたということになります。

 

これは、投資の時間(時期)を分散したことで、1口当たりの投資価額が平準化され、高い値段の時に投資した分の値下がりが、低い値段のときに投資した分の値上がり分でカバーされた結果ということができます。

 (金融庁HPより)

 

簡単に説明すると

価格が安いときに多く買い、価格が高いときは買う量を少なくすることで平均単価を下げ、当初価格より安い価格でも利益を出す事ができる。

という事です。

 

ドル・コスト平均法で負けるパターン

ドル・コスト平均法は長期投資では有効な手法ですが万能では有りません。

以下にドル・コスト平均法でも損失を出すパターンを紹介します。

 

①逆L字型

 

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高値が長期間続いて最後に暴落したパターンです。

平均単価は高値で続いたため購入数量が少なく、暴落で価格が下がった状態で売却してしまう大損するパターンです。

 

②右肩下がり型

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購入直後から価格が右肩下がりで下がり続けた場合です。

価格が安くなっていくので、購入数量は増え続けますが、価格が上昇することなく下落し続けた場合は損失が膨らむばかりで利益は出ません。

 

③山型

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購入開始後、一旦価格が上昇したものの再度下落し当初の価格まで戻ってきた場合です。

山型の上の部分で買った分が損失になります。

 

ドル・コスト平均法で負けない方法

価格が下がっている時に売ってはいけない。

 

いづれ価格の上昇が期待できる場合には、価格が下がっても売ってはいけません。

価格がいづれ上昇すればドル・コスト平均法の威力が発揮されます。

 

但し、価格が上昇する見込みがない場合は早期に撤退(売却)しましょう。

損失が膨らむ一方です。

 

 

 

ドル・コスト平均法の有効な使い方

ここからはドル・コスト平均法の有効な使い方をご紹介します。

なお前提条件として以下の通りとします。

①価格は上下に推移するが最終的に元の価格まで戻る。

②毎回一定金額分を積み立て購入する。(ドル・コスト平均法)

 

 

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上記資料は値幅がゼロ、小、中、大の4タイプの値動きを表しています。

毎回ドルコスト平均法で購入し平均価格は全て100で同じです。

 

では上記値動きの場合、ドル・コスト平均法での購入数量を表します。

 

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値動きが大きくなれば、各回の購入数量のばらつきが大きくなります。

注目して頂きたいのが一番右欄の合計購入数量です。

 

値幅(ゼロ):12.00

値幅(小) :12.42

値幅(中) :13.90

値幅(大) :17.63

 

値幅(大)が一番購入数量が多くなっています。

つまり一番購入平均単価が下がり、利益が高くなっています。

 

結論

最終的な価格が同じとするならばドル・コスト平均法は

値幅が大きい方が有利(利益が大)となります。

 

まとめ

現在、長期投資の主流は「分散投資」で「資産」「地域」「時間」の分散をよく聞くと思います。

今回の結果から『将来的に価格が上昇する』と判断できるのなら、値動きが大きいほどドル・コスト平均法のメリットを最大化することが出来ます。

 

ゆっくりと着実に価格が上昇する商品(例えば債権等)をドル・コスト平均法で積立投資するよりも、値動きが大きいが将来価格が上昇を期待できる商品(例えば米国インデックス株等)でドル・コスト平均法を用いて積立投資を行った方が利益は大きくなります。

 

但し注意点として

①将来的に価格が上昇すると思われる商品を選ぶ

②値下がりしても、狼狽売りしない

上記2点が重要です。

 

今回はドル・コスト平均法の有効な使い方を紹介させていただきました。

 

長期投資に関する記事はこちら

 

www.economic-freedom02.com

 

 

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