8月21日ブルームバーグから以下の記事が出ていました。
金相場上昇で年初来リターン103%のヘッジファンド、ポジション縮小
金属や鉱業分野に特化したヘッジファンド会社、カナダのデルブルック・キャピタル・アドバイザーズは、貴金属相場の上昇で今年、リターンを2倍余りに高めてきたが、ここにきてポジションの一部を縮小している。
ブルームバーグが確認した書簡によると、「デルブルック・リソース・オポチュニティーズ・マスター・ファンド」は7月のリターンが約22%となり、年初来リターンは7月末時点で103%に達した。
同ファンドのベンチマークである「SPDR・S&P金属・鉱業ETF」は7月に8.1%上昇したものの、今年1-7月では約22%下落した。
ファンドマネージャーのマシュー・ザブロスキー氏は、「セクター重視のETFを通じてポートフォリオのヘッジを増やしつつ、貴金属関連株、特に中型の生産・開発関連株をオーバーウエートとする戦術的判断」が利益をもたらしたと説明した。
中央銀行の大規模な刺激策や実質金利の低下を背景に、安全資産に投資マネーが殺到し、金価格は高騰し、8月7日には最高値を付けた。その後約2カ月ぶりに週間ベースで下落した。
6月時点では金の一段高を予想していたサブロスキー氏は現在、金鉱株のバリュエーションが上昇しているとして小休止しており、「中小型銘柄を含め、貴金属の特定のサブセクターへのエクスポージャーを選別して減らすのが賢明」との認識を示した。また、予想外に好調な経済指標が発表されてドル安が反転すれば、「かなり痛いむち打ち」状態につながるようなペースでの資金引き揚げを招く恐れもあると付け加えた。
引用元
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-08-21/QFDDH9DWRGG201
聞きなれない金融用語が入っているので説明と要約すると
バリュエーション:相対的な割安か割高を判断する指標
エクスポージャー:経済的なリスクの程度、リスクの割合
・カナダのヘッジファンドは金相場の上昇で年初来103%の好成績をあげた。
・ファンドマネージャーは6月時点では金価格の上昇を予想していた。(予想通り金価格は大幅に上昇)
・現在は割高感があるとして、小休止している。
・リスクの割合を選別してリスクを減らすのが賢明(ポジション縮小)
・好調な経済指標発表とドル安反転なら急激に資金引き揚げ(急激な下落)の恐れがある。
GOLD(金相場)日足チャート
金相場 日足チャートGMOクリック証券【CFD】参照
チャート形状は2075付近の高値から下落基調です。
現在価格は1930~1950近辺で推移しています。
トレード
今後の高値は2000超えくらいが意識されますので、上は限定的で下は上昇相場前の1800割れくらいまでは有りそうです。
金価格はバブル相場のように上昇速度が速かったので、売りで勝負するのも「おもしろい」と考えています。
また、金は保有しているだけでは配当が無いので金利分が日々マイナスになります。
売りで取引すると逆に少額ですが金利分の上乗せがあります。
(1枚あたり10円/日程度)
今日は最近値動きが荒くなっているGOLDのトレードについてでした。
最後まで読んで頂き有難うございます。