GMOクリック証券で運用中の株価指数「イギリス100」の価格調整額が3月18日に反映されました。
2021年3月の価格調整額
今回の価格調整額は818円です。
最低必要証拠金が10,034円なので、3月分の価格調整額に限れば
8.15%の配当です。
過去の価格調整額
過去の3月平均が1,000円ですので、今回は平均より少なくなっています。
しかし2020年3月と比べると129.6%と増額になりました。
2020年3月と6月の価格調整額がいかに低かったのかが分かります。
2020年9月以降、価格調整額はだいぶ復調してきた感じに受け止めました。
価格調整額とは?
価格調整額とは何?配当とは違うのか?という方に説明します。
まず基本的に価格調整額は配当とは異なります。
したがって必ずプラスとなる訳では有りません。
CFDは参照原資産があり、イギリス100は「FTSE100先物」を対象としています。
「FTSE100先物」には、限月と呼ばれる期限あり、期限切れになる前に先の期限である「FTSE100先物」に対象が変わります。
期限が直近の先物と期限が先の先物には価格差があるので、その差を「価格調整額」として口座に反映することで、「イギリス100」を決済しないで引き続き保有が可能となります。
今回(3月期)で説明すると
MID期近(直近の先物価格) 6,733.9円
MID期先(次の期日の先物価格)6,680.0円
差額53.9✕コンバージョンレート(為替151.81)=8,182円
イギリス100の1枚当りレバレッジは10倍なので、8,182÷10=818円
したがって買いで保有なら1枚当り818円が価格調整額として口座に反映されます。
売りで保有していれば▲818円が口座に反映されます。
そしてイギリス100の取引価格は期先の価格を参照資産として移行します。
取引価格が6,733円から6,680円に変わりますのでロールオーバー時点では買いでも売りでも価格調整額と取引価格の合算はイコールとなり差額は発生しない計算になっています。
ちなみにイギリス100は価格調整額は長年プラスで推移しています。
(期近>期先が続いているということです)
本来は価格調整額と配当は異なるのですが、個人的には長期的にみれば同じと捉えて問題ないと思っています。
イギリス100で積立投資で年利8%超えを狙う
過去の記事でイギリス100の利回りについて考察しています。
宜しければ読んでみて下さい。
最後まで読んで頂き有難うございます。