トルコ中銀が2ヶ月連続で政策金利を据え置きました。
しかも今回はエコノミスト調査では全員据え置きで一致していました。
以下、ブルームバーグの記事です。
上記の記事から注意したい内容は
①前回(6月)までは、25bpや50bpの利下げ予想が大半を占めていたが、今回は一転、全員据え置き予想であった。
②トルコ経済はコロナウイルスの影響から経済が立ち直りつつあり、ロックダウンが終わり需要が回復している。
③市場は利上げの可能性に注目している。
トルコリラはリラの暴落で緊急的とはいえ一時24%の高金利に跳ね上がりました。
そこから15.75ポイントの利下げを行い8.25%の政策金利まで下がっています。
それでも8.25%は世界で屈指の高金利通貨です。
※メキシコペソ、南アフリカランドと高金利通貨で人気のある通貨です。
トルコはインフレ上昇率を抑えるために高金利を維持してきました。
一時的な緊急利上げでその後利下げを行いました。
しかし、新型ウイルスの影響から経済対策として引き続き利下げを行っていました。
経済活動の回復から、これ以上の利下げは必要なく、むしろインフレに対する利上げが注目されてきています。
来週には中央銀行が年末のインフレ予想を発表する予定ですので、インフレ上昇が収まっているのかに注目されます。
まだまだ不安定な通貨ですが、トルコ経済は将来有望です。
またローザンヌ条約から100年という希望もあります。
私の中ではまだトルコリラは損切する必要無いと思っています。
※あくまで個人的な意見です。