8月22日にトルコ関連ニュースが2つ有りました。
ポジティブニュースとネガティブニュースの2つを紹介します。
1、黒海で天然ガス田発見
トルコのエルドアン大統領は、黒海で推定3200億立方メートル規模の天然ガス田を同国が発見したと明らかにした。
同海域で過去最大級の発見だとし、2023年までの生産開始を望むと述べた。
同大統領はイスタンブールで21日に記者会見し、「試掘作業に外国の力は一切借りていない」と話した。
ウッド・アンド・カンパニーの石油・ガス担当シニアアナリスト、ジョナサン・ラム氏は「可採埋蔵量がどの程度かが問題だ」とし、「その点はまだ明らかでない」と指摘。
「年間の生産可能量も市場が本当に知りたいことの一つだが、当局はまだそういったことを説明できる状況にないだろう」と述べた。
トルコ、黒海で天然ガス田発見-過去最大級とエルドアン大統領 - Bloomberg
まずはポジティブニュースから
トルコが黒海で天然ガス田を発見したニュースです。
トルコは石油をはじめエネルギーを輸入に頼っており、経済発展阻害の一因になっています。
今回のニュースは油田発見ではなく、天然ガス田発見であり、また可採埋蔵量も不明なのでトルコ経済への影響は不透明です。
ですが、天然ガス田発見でエネルギー事情が変わるかも知れません。
また2023年に期限を迎えるローザンヌ条約。
(ローザンヌ条約:2023年までは地下資源採取を禁じた条約)
油田開発も合わさればトルコ経済は大きく発展する可能性を秘めています。
人口ボーナス的にも期待できる状況です。
2、トルコ格付け見通し フィッチが「ネガティブ」に引き下げ
格付け会社フィッチ・レーティングスは21日、トルコの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げた。
外貨準備の減少と、金融政策に対する信頼性の弱さが「外国からの資金調達リスクを悪化させている」と指摘した。
トルコ格付け見通し、フィッチが「ネガティブ」に下げ-従来「安定的」 - Bloomberg
次にネガティブニュースです。
格付け会社がトルコの格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げました。
というか、今まで「安定的」だったのが不思議なくらいですが。
インフレとコロナ過に挟まれ、またリラ売り圧力もあり大幅な利上げと利下げを余儀なくされていたので、「安定的」とは遠い気がしていましたが。
まとめ
ポジティブとネガティブニュースが両方でました。
トリコリラはというと一時的に騰がる場面も有りましたが、安定した?14円台前半をキープしています。
コロナショックの最安値も下回り、下げ止まりの兆候も見られません。
格付け見通しは致し方ない感じでは有りますが、天然ガス田発見は今後に期待できます。(期待したい)
そしてローザンヌ条約の期限切れ以降、石油輸入国から輸出国へ変わり、トルコリラも爆上げ!!
14円台で変えていれば良かった!!
なんてことになって欲しいものです。
日本と繋がりの多いトルコに期待しましょう!
最後まで読んで頂き有難うございます。