米国大統領選挙の開票が刻一刻と近づいてきています。
今日は少し4年前を思い出しながら、当時の為替相場を振り返ってみたいと思います。
2016年米国大統領選挙は共和党候補のドナルド・トランプVS民主党候補ヒラリー・クリントンの戦いでした。
事前予想では民主党候補ヒラリー・クリントンの優勢が日本では伝わっていました。
史上初の女性大統領誕生の期待が高まっていて、共和党候補者のドナルド・トランプは共和党の候補者選挙から泡沫候補と呼ばれていて誰もがヒラリー・クリントン大統領の誕生だと信じていました。
日本でドナルド・トランプを予想していたのはフジテレビ解説者の木村太郎氏ぐらいだったのでは無いでしょうか。
アメリカ在住の日本人タレントがトランプが大統領になったらアメリカから出ていくと言っていたのを覚えています。
結局アメリカから出て行ってはいませんが。
そんな感じでクリントン勝利一色ムードでした。
そして為替相場はクリントン勝利ならドル買が強まりドル高円安になると予想。
トランプ大統領ならドルは失望売りでドル安円高予想でした。
そして2016年の投開票日。
開票速報が入るたびにトランプ優勢が伝わります。
激戦区での票がことごとくトランプに入っていました。
為替相場は開票速報が入るたびに上下しながら円高に進みます。
そして事実上のトランプ勝利確定。
ドル円相場は一気に円高へ進みます。
少しづつ指値で出していた買いが一気に串刺しにされました。
損切する間もなくどんどん円高へ。
数時間後トランプの勝利演説が始まりました。
アメリカ現地時間ではだいぶ深夜だったはずです。
恐らくトランプの側近が書いたであろう文章をトランプ大統領が読み上げます。
いたってまともな内容です。
選挙前の滅茶苦茶な演説から一転、世界を牽引するアメリカのリーダーに相応しい演説です。
為替相場がこれに反応します。
今度は逆回転のドル高円安へ一気に進みます。
串刺しにされていたポジションが一気に串がとれていき、
さらにその後数週間はドル高円安へ進みました。
結局日本中が、大統領予想も、トランプが勝てばドル安円高予想も外れていました。
そんな2016年の大統領選挙でした。
現在執筆時点でドル円104.6~104.8です。
今回はノーポジで選挙結果と為替相場を見る予定です。
さらに結果が出ても、演説でひっくり返るかもしれないので様子見時間が長くなるかも知れません。
今日はちょっと4年前の為替相場を思い出して書きました。
当時の時間足チャートが有れば良かったのですが見つけれませんでした。
さぁこれから相場がどう動くか楽しみです。
本日も最後まで読んで頂き有難うございます。