経済的自由への道blog

「収入」「支出」「資産運用」をテーマに経済的自由を目指しているブログです。

損切りできない心理的しくみ「現状維持バイアス」

本日は昨日に続いて「損切できない心理的しくみ」を紹介します。

 

昨日紹介した「プロスペクト理論」はこちら 

www.economic-freedom02.com

 

 

「現状維持バイアス」とは?

「人間は現在の状態からの移動を回避する傾向にある」

というバイアスです。

 

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現状がどうしても耐えられないような状態で無い限り、

現状から変更することは、良くなる可能性と悪くなる可能性の

どちらもが考えられます。

 

そこで「少なくとも悪くなることは無い」と

現状を維持しようとする心理が働きます。

 

 

「現状維持バイアス」は損切以外の場面でも多々ある。

例えばブラック企業に勤める人も、

周りからみれば転職すべきと思いますが、

当の本人からすれば、

「現状維持バイアス」により転職してさらに環境が悪くなることや、

職に就けない可能性を考えて動けなくなります。

 

耐えられない状況になるまでは、転職後の良くなる可能性を低く見積もり、

さらに悪くなる可能性を高く見積もってしまいます。

 

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「損切りできない心理的しくみ」

今回紹介した

「現状維持バイアス」(現在のものをそのまま持ち続けようとする)

に昨日紹介した

「プロスペクト理論」(損失が拡大するリスクよりも、元値まで相場が戻る期待の方が大きく感じる)

が加わり「損切り」出来なくなります。

 

人間の心理上、損切りは出来にくくなっています。

 

「損切り」を実行するには?

ここからは私の考えです。

機械的に「逆指値」を実行する。

これしかないと思っています。

 

「逆指値」をエントリーと同時に設定しておきます。

「逆指値」に引っ掛かり損切りになった場合でも

今回は駄目だったぐらいに思うのが一番です。

 

例え損切りが連続しようが、

損切りした直後に予想していた方向に相場が動いたとしても

「しょうがない」ぐらいで対応しましょう。

 

もう癖になるくらいまで徹底して「逆指値」は設定しましょう。

 

連続して負ければイライラします。

それでも「逆指値」をしなければ一気に相場から「退場」することもあります。

 

「逆指値」は最悪の場合に備える保険と考えてはいかがでしょうか。

 

 

 

今回の「現状維持バイアス」は下記の本から参照させて貰いました。

マンガ 投資の心理学

 

 kindle unlimitedでも読めます。

 

 

www.economic-freedom02.com