経済的自由への道blog

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なぜプラスサム投資は資産形成に強いのか?メリット・デメリット徹底解説

今回は投資を考えるうえでとても大切な考え方である「プラスサム投資」について解説していきます。

投資と聞くと、「勝つ人がいれば負ける人もいる」といったゼロサムのイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?

たしかにFXや短期の先物取引などは、まさにゼロサムの世界です。

誰かが儲かると、必ず誰かが損をする構造になっています。

もっと言えば手数料分損するのでマイナスサムです。

一方で、株式投資や不動産投資、債券などは「プラスサム」と呼ばれるゲームです。

つまり、社会全体が成長するにつれて投資家全員が利益を享受できる可能性があるのです。

では、なぜプラスサム投資は資産形成に強いのか?

その理由やメリット・デメリットについて書いていきます。

 

プラスサム投資とは?

まずは基本から確認しておきましょう。

【ゼロサム投資】

勝者と敗者の合計がゼロになる投資。

例:FX、先物取引、カジノ。

【プラスサム投資】

全体が成長して利益の総和がプラスになる投資。

例:株式、不動産、債券。

つまり、ゼロサムは「取り合いのゲーム」ですが、プラスサムは「みんなでケーキを大きくして、その一部を分け合うゲーム」とイメージするとわかりやすいです。

企業が利益を出せば株価や配当が上がりますし、不動産も経済成長や人口増加によって価値が高まります。

このように「社会全体の成長」と「投資リターン」がリンクしているのが、プラスサム投資の最大の特徴です。

 

プラスサム投資が資産形成に強い3つの理由

1. 長期的に資産価値が成長する

株式市場の歴史を振り返ると、短期的には上下しても長期的には右肩上がりで成長してきました。

アメリカのS&P500指数は、過去100年で平均すると年率7~10%の成長を続けています。

これこそが「経済成長が投資家の資産に還元される」プラスサムの証です。

2. 配当や利息といった「インカム収入」がある

株式の配当や債券の利息、不動産の家賃収入など、プラスサム投資には定期的な収益の仕組みがあります。

ゼロサムのトレードは取引をやめた瞬間に収益が止まりますが、プラスサム投資は保有し続けるだけでお金が増える可能性があります。

3. 複利の力を最大限に活かせる

プラスサム投資は「複利」と相性抜群です。

配当を再投資すれば、雪だるま式に資産が増えていきます。

たとえば、毎月1万円を年利5%で30年間積み立てると、元本360万円が約830万円にまで成長します。

これも「プラスサム」だからこそ可能になる成果です。

 

プラスサム投資の代表例

・株式投資(インデックス投資・高配当株投資)

・不動産投資(REIT含む)

・債券投資(国債や社債)

・インフラ投資(再生可能エネルギーなど)

いずれも「社会全体の経済活動を通じてリターンを得る」という仕組みを持っています。

 

メリットとデメリット

【メリット】

・資産形成に有利

 長期で見れば安定的に増えやすい。

・不労所得を得られる

 配当・利息・家賃など、持つだけで収益が発生。

・時間を味方にできる

 複利効果が最大限に働く。

【デメリット】

もちろん良いことばかりではありません。

・短期的な価格変動がある

 株価や不動産価格は一時的に下がることもあります。リーマンショックやコロナショックのような暴落も避けられません。

・資金が必要

 株や不動産は、まとまった資金があった方が有利です。特に不動産は数百万円単位の資金が必要になることも。

・成果が出るまで時間がかかる

 プラスサム投資は「長期目線」が前提です。

 短期的にすぐお金を増やしたい人には向いていません。

 

どうやって始めればいいの?

初心者の方におすすめなのは、少額から始められるインデックス投資です。

毎月1万円でも、積み立てを続ければ将来大きな資産になります。

不動産や債券に興味がある方は、REIT(不動産投資信託)や債券ETFを使えば少額からでも分散投資が可能です。

 

まとめ

プラスサム投資は、社会全体の成長を自分の資産に取り込む仕組みです。

ゼロサム投資のように誰かと争う必要はなく、経済の拡大という大きな波に乗るだけで資産を増やしていけます。

もちろん短期的なリスクはありますが、長期的に見ればプラスサム投資は資産形成に非常に有利な手段です。

ステップとしては、①まずは少額からインデックス投資を始める②余裕資金ができたら不動産や債券で分散を図る

これだけで「プラスサム投資家」への第一歩を踏み出せます。

「複利」と「時間」を味方につけて、資産形成をしていきましょう。

 

さいごに、本日も当ブログに訪れて頂きありがとうございます。

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