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投資の鉄則!「投資対象は分散、手法は集中」の意味と実践方法を解説

 

 

投資で迷わないために大切な考え方:「投資対象は分散、投資手法は集中」とは?

投資に興味を持ち始めたばかりの方の中には、「どうやってリスクを減らせばいいの?」「投資のスタイルってどう決めればいいの?」といった疑問を持っている方も多いと思います。

そんなときに知っておいてほしいのが、「投資対象は分散、投資手法は集中」という考え方です。

一見すると矛盾しているようにも聞こえるかもしれませんが、実はこの考え方こそが、長く安定して投資を続けるための鍵になります。

本記事では、この言葉の意味と、どう実践に活かせばいいのかをわかりやすく解説していきます。

 

投資対象は分散:リスクを減らすための基本

まず、「投資対象は分散」というのは、お金を複数の場所に分けて投資するということです。

たとえば、すべての資産を1社の株に投資していたら、その会社が倒産したときに資産がゼロになってしまうかもしれません。

ですが、複数の企業に分けて投資していれば、1社が調子を崩しても、他の企業の成長で損失を補える可能性があります。

分散の具体例:

・株だけでなく、債券や金、不動産など異なる資産クラスにも分ける

・日本企業だけでなく、アメリカや新興国の企業にも投資する地域の分散

・1つの業界ではなく、さまざまな業界に分けて投資する業種の分散

このように投資対象を分散することで、特定のリスクに偏ることなく、安定したリターンを目指すことができます。

ただし、分散しすぎると利益も平均的になるという側面があるため、やみくもに数を増やせばいいというわけではありません。

自分のリスク許容度や資産規模に合った分散を心がけましょう。

投資手法は集中:ブレない判断軸を持つ

次に「投資手法は集中」とは、自分の投資スタイルを一つに絞り、ブレずに続けることを意味します。

投資手法にはさまざまな種類があります。

長期的な成長を見込んで株を持ち続ける「長期投資」、株価の動きを見ながら短期間で売買を繰り返す「短期トレード」、毎月コツコツ積み立てる「インデックス投資」などです。

これらをすべて同時にやってしまうと、判断基準がバラバラになり、損失を招くこともあります。

たとえば、「長期投資のつもりで買った株なのに、短期的に値下がりしたから慌てて売ってしまう」といった行動は、手法が集中していないことが原因です。

手法を集中するメリット:

・投資判断に一貫性が持てる

・感情に振り回されにくくなる

・成果や失敗を分析しやすくなる

自分に合ったスタイルを一つ選び、そのスタイルに沿って投資判断を続けることが、結果的に投資の成功につながります。

分散と集中、両立することで見える安定感

「分散と集中」は相反するようでいて、実は役割が違うだけです。

分散=「どこに投資するか」(リスクの管理)

集中=「どう投資するか」(意思決定の軸)

たとえば、全世界株式に投資するインデックスファンドに毎月積み立てをするという投資方法は、「投資対象は広く分散」しつつ、「投資方法は毎月一定額で積み立て」という一貫した手法で集中しています。

このように、分散と集中は両立できるし、むしろ両立させることが大事なのです。

 

まとめ:あなたの投資、ブレていませんか?

最後にもう一度、ポイントを整理しておきましょう。

投資対象は分散:複数の資産や地域に分けて、リスクを抑えよう

投資手法は集中:自分に合った投資スタイルを決めて、ブレずに継続しよう

投資は、知識以上に「判断」と「継続」が大切な世界です。

「投資対象は分散、投資手法は集中」という考え方は、そんな不確実な世界であなたを迷わせない羅針盤になるはずです。

これから投資を始める方も、すでに投資をしている方も、ぜひ一度、自分の投資スタイルと資産配分を見直してみてください。