経済的自由への道blog

「収入」「支出」「資産運用」をテーマに経済的自由を目指しているブログです。

【書評】アウトプット大全で自己成長の基本法則を理解する

f:id:roadtofinancialfreedom:20200721224450j:plain

今更ながらベストセラーになっている『OUTPUT学びを結果に変えるアウトプット大全』を読んだので書評として纏めてみる。

 

なお、著作権を調べれば調べるほど、本文の文脈を載せることが法律上限りなく黒に近いグレーだと感じた。

その本の中身を推察できる内容(ネタばれ)は間違いなく著作権に引っ掛かる。

したがって、出来る限り自分の言葉で紹介したいと思うが、本の内容を湾曲しないように注意しながら書いていきたい。

 

インプットはただの自己満足

アウトプットが大事なんて、今更の内容だと思っていたが、改めてこの「アウトプット大全」を読んでアウトプットが大事だということに納得させられた一冊。

その理由は脳科学や大学の実験結果によるなどの、根拠が明確になっており、また自己成長にアウトプットは必要不可欠と何度も表現されていた。

すこし強い口調だが『インプットはただの自己満足』は妙に心に響いたフレーズだった。

月3冊読んで3冊アウトプットする人と月10冊読んで1冊もアウトプットしない人では自己成長が高いのは3冊アウトプットする人で、1冊もアウトプットしないのは、「本を10冊読んだという」ただの自己満足に過ぎない。「自己成長」はアウトプットの量に比例する。

 

フィードバックの重要性「成長の螺旋階段」

CHAPTER1でアウトプットの基本法則について触れているが、実に簡単な言葉で尚かつ権威性のあるデータをふんだんに盛り込んでいる。また、CHAPTER1に限らず各項目で大学実験結果や脳科学のデータを根拠に挙げているので、私的な感想より説得力があった。

 

なかでも「フィードバック」の重要性が重点的に述べられている。

 

今までの本はインプットからのアウトプットに焦点が当てられていたが、本著ではフィードバック(なぜ?と疑問に思う事)が重要でインプットとアウトプットそしてフィードバックを行う事により(本著では「成長の螺旋階段」と表現されている)自己成長できるとしている。

 

効果的なフィードバックの4つ方法、アウトプットの6つのメリットなど、アウトプットが自己成長に不可欠とする内容がCHAPTER1で書かれている。

 

 「クッション話法」と「自分に対しての質問」

 CHAPTER2は『科学的に裏付けられた伝わる話し方「TALK」』としてアウトプットの一つ「話し方」にフォーカスした内容になっている。

本章で私が注目した記事は「クッション話法」だ。

人に伝える時に相手の心に伝わる手法として紹介されている。

詳細の記載は控えるが、非常に納得させられた話し方を紹介されている。

もう一つ注目した記事が「質問」についてだ。

アウトプットは相手に対しての「質問」だと思っていたが「自分の対しての質問」も脳を活性化し必要な情報を集めるのに有効だと紹介されている。

まずはこの本から「何を学びたいのか」自分に問いかける。それだけで学びの効率が大幅にアップする。

 

「創造の4B」リラックスこそが創造を生み出す

CHAPTER3は「書く」ことのフォーカスした章になっている。

「書く」ことはCHAPTER2で紹介した「話す」ことに比べて圧倒的に記憶に残り易く、また「タイピング」よりも「手書き」の方が勉強効果が高いなど、いづれも大学の研究結果を用いて紹介されている。

また読書についてもアンダーラインや本の書きこむことを脳科学を用いて推奨している。

本章で注目した記事は「創造の4B」です。

Bathroom(入浴中、トイレ)

Bus(バス、移動中)

Bed(寝ている時、寝る前、起きるとき)

Bar(お酒を飲んでリラックスしている時)

アイデアが生まれやすいのは上記のような4Bと関係しているそうだ。

 

確かに私自身も入浴中にはっと気づく事があった。

リラックスしてぼーっとしているのも悪い事ではない。

 

行動力、トレーニング法

CHAPTER4は「圧倒的に結果を出す人の行動力」

CHAPTER5は「アウトプット力を高める7つのトレーニング法」

となっている。

恐らくこの章が本著一番のキーポイントなのだろう。

(したがって上手く書けない私は割愛した)

結局はアウトプットしても行動に移さなければ、現実世界は変化しない。

現実世界で行動を起こすための方法が紹介されている。

読書感想の書き方も紹介されているので、書評を書いていきたい方には参考になる。

 

感想・まとめ

本書を読み終えて感じたことは結局は「PDCA(Plan・Do・Check・Action)」に行きつく。

社会人なら仕事の「いろは」として、PDCAの大切さを教えて貰ったことや、実践しているとは思うが、全ての自己成長のカギはPDCAを回せるかどうかだ。

特にフィードバック(Check)とアウトプット・行動(Action)が出来ているかだ。

仕事に関してはPDCAを意識して進めるのに、自己成長(読書、ブログ、副業等)に関してはPDCAは忘れがちになっている。

 

私自身に置き換えると、ビジネス書を読んでも今一つ自己成長を感じていなかった。また当ブログに関しても一向にアクセスアップや収益に繋がっていない。やみくもに記事を書いても自己満足に過ぎず、成長につながっていない証拠だ。

 

今後はアウトプット・フィードバックを意識して「話す」「書き出す」ことで「行動」し記憶に残し、自己成長に繋げていきたいと考える。

 

本書はビジネスやブログで成長を感じていない、成果が出ていない方は是非一度読んで頂きたい本です。

アウトプット、フィードバックの重要性が理解でき具体的な行動も紹介されています。

 

最後に冒頭で著作権について触れたが、ここまで書いて「著作権」に抵触するかどうかが不安になってしまう。

なるべく自分の言葉で書こうと思っていたが、振り返れば結局は本書の記事を多数引用している事に気づいてしまう。

やはり書評とは難しい分野だと思った次第です。

 

最後まで読んで頂き有難うございます。