インデックスファンドを長期積立投資をやりましょう。
インデックスファンドをドルコスト平均法で長期積立投資やれば、歴史的に資産が増える事が証明されています!
最近はこういった投資本やYouTubeが溢れかえっています。
もちろん否定する気はありません。
私自身も当ブログで「長期投資の結論」として米国株インデックスファンドを積立投資、ドルコスト平均法で行うことを書いています。
決してその考えが間違いだったという事では無く、米国株インデックスファンドをドルコスト平均法で実際に積立投資を行っています。
私の性格が天の邪鬼なのか、あまりに「米国株インデックス長期投資推し」を言われるといくつかの違和感が湧いてきました。
今回はその違和感について書いていきます。
①出口戦略があまりにも触れられていない。
「米国株インデックスファンド長期積立投資」は優秀です。私自身も行っているので素晴らしい手法だと信じて疑わないのですが、【購入】に関して、つまり【入口】にしかフォーカスしていない気がします。
【入口】があれば【出口】が必要です。
【購入】すればいつか【売却】しなければなりません。
買ってばかり、積立投資を延々と続けていけば『資産』は増えるでしょう。
しかし『いつ』『どのような方法』で売却していくのが良いのか、ほとんどの投資本やYouTubeでは触れていないのです。
本来では【入口】と同等かそれ以上に【出口】が必要です。
株式投資の教科書的な本では「購入するときに売却する価格も設定しましょう」とよく書かれていました。
例えば「利食いは10%、損切は5%で行いましょう」などです。
しかし売却方法にまで深く考えた「米国株インデックスファンド長期積立投資」は非常に少ないです。
現時点で私も売却方法まで書いていないですし、明確な答えがでた訳ではありません。
必要な時に一括売却で良いのか?
ドルコルト平均法の逆で定数売却が良いのか?
(ドルコスト平均法は定額購入で一定額を積立購入する方法なので、対比する方法として定数購入として一定数量を積立購入する方法)
売却方法、出口戦略に触れていないことが違和感の一つ目です。
②『資産』は増えるが『所得』は増えない。
「米国株インデックス株長期投資」で『資産』は増えるでしょう。
しかし「インデックス投資」では配当、分配金はありません。
配当は無いと書くと語弊がありますので、
正確に言うと「配当」を再投資して「複利運用」を行います。
今、貰えるお金を将来に繰り越す事で雪だるま式に増えることを期待する、「複利運用」を前提としています。
つまり『資産』は増えますが、毎月使える『所得』は増えないのです。
数十年先の『資産』のために、今は『我慢』です。と言われている気がします。
今の『所得』は増えなくても本当に良いのか?
違和感の二つ目です。
③結果は数十年先に分かる
「インデックス投資」は10年、20年、もしくは30年といった長期間を前提としています。
結果が分かるのがそれくらい先だという事です。
投資の歴史から見ると主流は「ファンダメンタル投資」から「テクニカル投資」に移りました。
そして今、投資の主流は「テクニカル投資」から「インデックス投資」に移ろうとしています。
20年、30年先に「インデックス投資」は間違いだったとなっても後の祭りです。
20年で結果が出なければ30年、いや50年は続けろと、なっているかも知れません。
人の寿命がそれくらいあれば良いですが。
④結局、労働者から抜け出せていない
上の②③で書いたことの「まとめ」的になりますが、積立投資は毎月「投資」する「原資」が必要です。
「原資」を得るには、結局のところ「労働」が必要です。
「労働」以外からの「所得」が欲しくて「投資」を始めたにも関わらず、
「投資」の為に一生「労働」することを決めてしまった様に感じます。
ロバート・キヨサキ著の「金持ち父さん・貧乏父さん」を読んで「労働者」から「投資家」になりたくて「投資」を始めた人も多いと思います。
しかし、「米国株インデックス長期投資」は「投資家」ではなく、「労働者」から抜け出せていないのです。
最後に
以上、「米国株インデックスファンド推し」に違和感を覚えた理由です。
何度も書きますが「米国株インデックスファンド長期投資」を否定している訳ではありません。
非常に優秀で再現性の高い投資手法だと思います。
※私自身も行っています。
何十年先のことになるか分からないですが、ほぼ全員にやってくる『老後』のための資産形成に現時点では最適な投資だと考えます。
しかし『老後』のために『今』の所得を我慢するのが正確なのでしょうか?
人によって正解・不正解が分かれると思いますが、私自身は「米国株インデックス長期投資」を続けつつも、「経済的自由」・「不労所得」をこれからも模索していきたいと考えています。
最後まで読んで頂き有難うございます。