※2021年3月5日時点情報にリライトしました。
GMOクリック証券CFDで取り扱われている「イギリス100」
今回はイギリス100の利回りについて考えていきます。
なお、GMOクリック証券のイギリス100は配当ではなく「価格調整額」になります。
価格調整額とは?
当社CFD取引における株価指数各銘柄・原油・コーン・大豆は、決済期日無くお取引いただくことができます。
しかしながら、これらの原資産は限月という期限のある先物市場を参照してレートを提示しているため、参照する先物が取引最終日をむかえる前に、当社が定める日において参照する先物の限月を期近から期先へ交代します。
通常、参照する先物の期近と期先の価格は同一ではないため、限月を交代することでCFDの建玉に評価損益が発生することになります。
この評価損益を調整するため、当社が定める日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、その分を価格調整額にて調整いたします。
(GMOクリック証券HPより)
上記説明を読んでもピンと来ない方も居られると思いますので、少し補足します。
イギリス100は対象原資産が先物価格となっています。
先物価格には限月と呼ばれる期限があり、本来なら限月毎の取引なのですが、GMOクリック証券のCFDは限月の価格差を「価格調整額」として口座に反映することによって、ポジションの決済をしなくても引き続き保有する事が可能になっています。
株価指数の場合「価格調整額」は先の限月の方が配当を加味するので、今の限月より高くなる傾向があります。
要するに「価格調整額」=「配当」と考えて概ね間違いでは無いというのが私の考えです。
※価格調整額は限月の価格差を反映するので買いがプラスになると決まった訳ではありません。ご注意下さい。
イギリス100の過去の価格調整額
上記表が2015年からのイギリス100を「買い」で保有したときの価格調整額です。
2020年3月と6月が前年に比べて価格調整額が低くなっています。
2015年~2020年の平均は3,295円になります。
イギリス100の利回り
イギリス100を1枚保有するのに必要な資金は
価格✕枚数✕0.1✕コンバージョンレート
になります。
コンバージョンレートはポンド・円の為替レートです。
3月5日時点の価格及び為替レートから計算すると
6,580円✕1枚✕0.1✕150.30=約99,000円
になります。
但し上記計算はレバレッジ1倍での必要証拠金です。
レバレッジ2倍での必要証拠金は約半分になりますので49,500円程度になります。
では、利回りを計算します。
年間価格調整額3,295円/必要証拠金99,000円=3.32%
レバレッジ1倍で3.32%
レバレッジ2倍で6.65%
となります。
※価格調整額が低い一方で、価格及び為替レートが上がったので利回りは低下しました。
まとめ
イギリス100は先進国株価では高配当
あくまで現時点価格、為替レート、過去の平均価格調整額で計算していますので、価格変動や価格調整額の変動で大きく変わります。
しかしながら、現時点では日経平均株価CFDやダウCFDを保有するより高利回りが期待できます。
前回2020年6月末時点では
レバレッジ1倍で4.25%
レバレッジ2倍で8.50%
でした。
前回に比べてだいぶ利回りは下がりましたが価格自体は上昇しています。
先進国株価指数レバレッジ1倍でも3%超の利回りは検討しても良いのではないでしょうか。
また、先進国株価指数でレバレッジ取引ができて2倍で6.65%は魅力的だと考えます。
最後まで読んで頂き有難うございます。