経済的自由への道blog

「収入」「支出」「資産運用」をテーマに経済的自由を目指しているブログです。

投資格言「噂で買って事実で売る」は今の相場に当てはまるのか?

f:id:roadtofinancialfreedom:20200509123743j:plain

 

5月8日現在、日経平均株価が再度2万円を突破し終値で20,179円を付けました。

現在の相場は世界中の経済活動再開が近づいている期待から上昇していると思いますが、実際に経済活動再開されたら材料出尽くしで株価は下落していくのでしょうか。

今日は投資格言「噂で買って事実で売る」から考えていきます。

 

投資格言「噂で買って事実で売る」とは?

 

買い材料の噂が出た段階で買って、事実として発表された段階では、売った方が良いという意味の格言で、相場は事実よりも先に噂や思惑で動くものなので、事実として公表された段階では既に織り込み済みのためなっている場合が多いということ。

噂が悪い内容の場合は、その逆となる。

 英語表記:Buy the rumor, sell the fact.

 (投資用語集より引用)

 

 

現在の噂・思惑

日経平均株価は3月19日に16,552円まで下げた後上昇を続けています。

その間には、各国政府・中央銀行により金融経済対策が発表されました。

日銀のETF買い入れとウォーレン・バフェットをはじめ世界の富裕層がバーゲンセールで「買いだした」ニュースが大きかったと思います。

その後バフェットは航空株の全売却と500億ドルの損失を発表していますが。

 

「一生に一度の大バーゲン」バフェット他超富裕層は株式を買い増し - 経済的自由への道blog

 

バフェット米4大航空会社の株式全て売却 日本の航空株はどうなる? - 経済的自由への道blog

 

現在、世界で経済活動が再開されたのは、中国ぐらいですが、韓国は6日から緩和され、欧米でも緩和の動きが広がっています。

日本も当初5月6日までの予定だった非常事態宣言が5月31日までに延期されましたが、解除にむけた判断基準策定など緩和や解除される機運が高まっています。

現在の株価上昇は既に「コロナウイルスによる経済活動停滞」から「解除後の経済活動再開」を織り込んでいると思われます。

 

現在の経済指標・ニュース

先日までに明らかになった経済指標やニュースです。

全米雇用統計(8日発表):2050万人減(戦後最悪)

全米失業率(8日発表):14.7%(戦後最悪)

日本消費者態度指数(30日発表):21.6(過去最低)

ANA 21年度採用を一時中断

JR東日本 新幹線・特急2~5割減便

TDR 臨時休園期間延長

 

経済が上向いた指標やニュースは見当たりません。

明らかに現在の株価上昇は経済活動再開への期待(噂)から起きる上昇です。

 

経済活動再開後の株価はどう動くのか

投資格言「噂で買って事実で売る」が当てはまれば日本や欧米の経済活動再開後に売られます。

経済活動再開後に政府日銀が更なるインパクトある経済対策を打ち出すことや、米中の貿易摩擦が一気に緩和する方向で進むなどのニュースが無ければ、株価上昇は難しいと思われます。

8日発表された米国雇用統計は普段なら株・為替に一番影響を及ぼす指標ですが、過去最悪を記録しても反応は薄かったようです。

「織り込み済み」ということです。

 

いづれにせよ、現在の株価は「指標なんて悪いのは分かっている」ということです。

 

 

 

 私の勝手な予想

ここからは私の勝手な予想を書きます。

経済評論家でも有名トレーダーでも無いので鼻で笑って読んでもらっても結構です。

また逆張り的に捉えるのも良いかもしれません。

 

『経済活動再開がほぼ確定と思われる時は一時的に上昇するも、その後はダラダラと下落する。』

 

過去に書いた記事はこちらです。

 

【日経平均株価】コロナショックとバブル崩壊後の株価推移の偶然 - 経済的自由への道blog

 

原油価格が史上初のマイナス価格、次は不動産価格が下落する。 - 経済的自由への道blog

 

本当の株価下落は米国ロックダウン解除後に起きる? - 経済的自由への道blog

 

(下がる下がると書いているので爆上げするかも。)

 

最後まで読んで頂き有難うございます。

なお、投資は自己責任で。