2020年7月16日JACCSカードがポイント還元率の改正を発表しました。
今まで高還元率を謳い会員数を増やしていたのですが、ここにきてポイント還元率を大きく下げました。
なお2020年11月請求分から新しいポイント還元制度が適用されますので実質は10月カード利用分から新しいポイント制度が適用されます。
JACCSカードと言っても様々な種類があり、カードの種類によってポイント還元率も違っていましたので、今回の改正で還元率がどう変わったかまとめ、今後もJACCSカードを使い続けるべきか考えていきます。
※2020年6月頃から新規申し込み一時中止、2020年7月下旬頃再開予定
JACCS系カード改正内容
REXカード 1.25%→1.00%
・2000円につき25ポイント(1.25%)から2000円につき20ポイント(1.00%)に改悪。
・全国の宇佐美直営サービスステーションで、ガソリン・軽油が2円/L引き、灯油が1円/L引き、燃料油以外の一部商品が3%OFFとなるサービスを開始。
・封書、はがきによる案内が1通当たり80円(税抜き)の有料化。
リーダーズカード 1.25%→1.00%
・1000円につき11ポイント(1.25%)から1250円につき11ポイント(1.00%)に改悪。
※1ポイント=1.142円相当
・全国の宇佐美直営サービスステーションで、ガソリン・軽油が2円/L引き、灯油が1円/L引き、燃料油以外の一部商品が3%OFFとなるサービスを開始。
・封書、はがきによる案内が1通当たり80円(税抜き)の有料化。
松井証券カード 1.00%→0.50%
・100円につき1ポイント(1.00%)から200円につき1ポイント(0.50%)に改悪。
・封書、はがきによる案内が1通当たり80円(税抜き)の有料化。
※松井証券カードにはガソリンスタンド割引サービスは無し
インヴァストカード 1.00%→0.50%
・100円につき1ポイント(1.00%)から200円につき1ポイント(0.50%)に改悪。
・封書、はがきによる案内が1通当たり80円(税抜き)の有料化。
※インヴァストカードにはガソリンスタンド割引サービスは無し
JACCSカードのメリットはほぼ無くなった。
今までJACCSカードを選ぶ理由は「高還元率」を目的だった方が多いのではないでしょうか。
今回の改正でREXカードやリーダーズカードが1.25%から1.00%に改悪されて持つ理由が無くなりました。
還元率1.00%なら「楽天カード」や「Yahooカード」と同じで、使いようによってはJACCSカードよりも還元率が高いですし、「楽天ペイ」や「ペイペイ」との相性も抜群です。
松井証券カードやインヴァストカードはポイントで投資が出来るのがメリットでしたが、還元率が半減では運用にまわす資金も半減してしまうので、投資目的でカードを持ち続ける必要性は感じられません。
投資目的なら投資は別途現金で行い、ポイント還元率や利用機会でカードを選択する方がよりメリットが大きいです。
ガソリンスタンドの割引サービスも無いので今回はマイナスしかない本当の改悪です。
高還元率カードは改悪を繰り返してきた。
今までに高還元率を謳ったカードは色々ありました。
漢方スタイルカードは還元率1.75%の高還元率カードで有名でしたが、還元率1.5%に改悪され2018年には廃止になりました。(リーダーズカードに切替)
LIFEカードは誕生月ポイント5倍だったのが3倍になりました。
SBIレギュラーカードは1.25%から0.75%に改悪され2018年に廃止。
今回取り上げたリーダーズカードも以前は1.5~1.8%還元の時期も有りました。
このように高還元率カードは新規発行と改悪の歴史を繰り返しています。
まとめ
今回の改悪でJACCSカードを選ぶ理由は無いでしょう。
新たに提携されたガソリンスタンドを普段から良く使う方にはメリットも残りますが。
ポイントの高還元率を目的にカードを持つと改悪される毎に違うカードに変更する必要があります。
携帯代や光熱費をカード払いにしている場合は、カード変更の手続きが発生します。
その手続きを煩わしいと思う方は、雑誌等で取り上げられる高還元率カードより長期的にある程度の還元率を続けているカードを選ぶのが良いです。
現在は「楽天カード」や「YahooJapanカード」でQR決済(楽天ペイやpeypey)と紐づけて使用できるカードが良いでしょう。
最後に今回の改正でカードを変更する予定の方は10月利用分から適用されますので8月くらい、遅くても9月中には変更することをおすすめします。